Jプラスアカデミー
記述力・読解力
中学校入学から大学受験まで
ヤル気と学び
中学生のお子さまを持つ保護者様の思いは
やはり「ヤル気を出してほしい」ですね。
学校での授業の受け方や
ご家庭での生活習慣・学習習慣、
テスト前のワーク提出から
テスト本番でのケアレスミス、
テスト直しの振り返り、減点対策まで
悩みはつきません。
「本人は『勉強してる』と言うが、
やった気になっているだけでは?」
「勉強の仕方が分かってない」
「親の言うやり方は反発する」
「今の塾が合ってないのでは?」
など、様々な場面で相談を受けます。
保護者様の求める「ヤル気・勉強の仕方」は
きちんと目標を定め「勉強の姿勢」を保ち
計画を立て、
集中した勉強を毎日継続してほしい。
作業ややりっぱなしで
勉強した気になるのではなく、
「ヤル気」を出して繰り返せば
「わかる=できる」ようになる。
できるようになるまで繰り返すのが勉強、
という「筋の通った王道」なのですが、
一方、当の中学生は、
小さなきっかけでヤル気が出たり
これまた些細なきっかけで
テンションが下がったりと
「勉強の仕方」以前の「姿勢の灯」が
点いては消え・・
どうしたらいいのでしょうか。
ちょっと 中学生の「ヤル気事情」を
のぞいてみましょう。
◇大人は線・中学生は点
方法・ハウツーで重要な
「気づき・目標・プラン・見直し」を
大人は 何カ月、何週、何日など、
期間ごとに線で捉えられますが、
中学生は 問題ごとに、
いえ、教科書の一行ごとに
何かと「発見・修正・更新・追加」を
しているようです。
(学校でも塾でも家でも、
毎日勉強のアップデートに追われている状態ですね)
日々膨大な情報を
頭と心の「引き出し」に詰め込み、
(ヤル気満々です!新しい学習事項にはしっかり反応します!)
時に大切にしまいすぎ、上書きし、
誤削除も…つまり忘却
(初めて聞いたとか、しくった!もう無理!とか、
事あるごとにヤル気喪失)
が忘れるのは得意!
まいっか、何とかなる!と更新は続き
(ワークを始めたくても、範囲がわからない!
試験範囲を日割りして勉強プランを立てるので
試験範囲発表=部活停止まで、ワークができない!)
点数の相対評価や、授業とワークの取り組み方、
テストの問題の読み落とし、計算ミス対策など、
中学生なりに自己分析し、改善策、強化プランを
常にカスタマイズしています。
(友達の授業態度や「グループ内わかる順位」を
参考にしています)
(大会前の練習や単元への興味や月ごとの席替えで、
勉強プランはフルモデルチェンジします)
(やりたかった頭の引き出し整理やワーク2回プランは
自然消滅あるあるです)
◇安定した学力は「自己肯定感」から
保護者様には 目標も反省も説明せずに
(そこは思春期)
「やってる」「わかってる」しか言わないので
「ヤル気が感じられない」と受け取られても
仕方がありません。
(当然、行動も結果も伴っていませんし)
しかし彼らの「やってる・わかってる」の中身は
全部、今のリアルな「自分だけの学び」模索中。
(まだまだ未完成で未編集で思いつきで無理があったり
詰めが甘かったりですが)
そして中学生の「次がんばる」も
本当に本気でそうなりたい自分があるのです。
だからうまくいかないと全てリセット、
最初からやり直し。
(期待値が高い分 ダメージも大きく、よく心が折れています)
◇まずはたくさんの
「わかった、やってる、しくった」を受け止めて、
次の「どうする?それやってみよう」を根気よく。
不連続なヤル気の間隔を縮めていくところから。
「学びの灯」を消えては点け、消えては点け…
点が線になるまでには
なかなかの時間と根気が必要です。
点が線になる軌跡が
自分でつかんだ、親子で紡いだ
世界に一つの「勉強法」「自分への道」。
刺激が学びとなり、学びがヤル気になる。
乳児期は肌を離さず、幼少期は手を離さず
学童期は目を離さず、思春期は耳を離さず
「あなたの心の声、聞こえているよ」と
「おうちの方も わかっているよ」と
受験はフルマラソン。
完走し自己ベストが出るよう、
全力で伴走します。
学習相談、承ります。